近郊・一般形電車車両一覧(交直流・交流)
JR-HJR-EJR-WJR-Q
形式 ドア数 車体 制御 所属 特  徴
403
3 鋼製 抵抗  交直流新性能車両の先駆け401系の電動車を改良したもの。常磐線で長く活躍したが、E531系投入で引退。
413
2 鋼製 抵抗  北陸地区に見られる急行形471系改造の2ドア近郊形電車。北陸地区は糸魚川で周波数が変わるため、交流50Hz・60Hzを共通運用できる設計。
 15年3月改正で3セクに多くが移管。
415
3 鋼製

ステン
レス
抵抗  交直流版113系(211系)といった存在。交流50Hz・60Hzを共通運用できる。211系を基本としたステンレス車両を持つ1500番台を持つ。
 常磐線へのE531系投入が進んだ東日本では引退。西日本の415系は、113系に485系から外された交流機器を載せた改造車。七尾線に存在。九州の415系はロングシート化など内装の更新が一部で実施されている。
417
2 鋼製 抵抗  はじめての2ドアセミクロスシートの交直流電車。仙台地区にわずか5編成しか存在しなかったが、E531系・E721系投入で運用を離脱。
419
2 鋼製 抵抗  北陸地区に見られる寝台車583系改造車。もと特急車両ゆえにボックスシートのシートピッチは広く居住性は高かった。521系投入後もラッシュ時間帯を避けるように運用されていたが増備に伴い2012年度半ばに配車された。
521 3 ステン
レス
VVVF  北陸線の敦賀までの直流化に合わせて06年11月に登場した、JR西日本の完全な新製車両としてははじめての近郊形交直流車。223系2000番台をベースにした車体・足回りに、683系をベースにした制御装置を積む。2012年以降大量増備された。
E531
4 ステン
レス
VVVF  2005年から常磐線に投入された新型車両。E231系を基本とした交直流車両で、つくばエクスプレスに対抗して「特別快速」としてJR東日本の一般型としては初の130km/h運転を開始。
701
3 ステン
レス
VVVF  投入当初はロングシート化など何かと物議をかもしたが、東北地区に大量投入されたロングシート車両。209系やE217系などと同様の低コスト車両。発電ブレーキ搭載の仙台地区の1000番台、標準軌用5000番台(田沢湖線)、5500番台(奥羽本線)もある。
711
2 鋼製 サイリスタ
位相
 北海道電化投入用の交流専用車両。2デッキ構造は通勤時間帯に非常に不向きで、一部3ドア改造した車両もある。731系投入で、廃車が進行、15年3月改正で運用離脱。
713
2 鋼製 サイリスタ
位相
 宮崎地区のサンシャイン電車。もともとは2ドア近郊形の試験車両として登場した車両で宮崎空港線開業時に改造された。内装はカラフル、特急車両のシートを流用、座り心地はかなり良いが種車が種車だけに乗り心地までよいとはいえないのが残念。
717
2 鋼製 抵抗  417系2ドア近郊形の交流専用版だが、新しいのは車体だけで、機器はすべて急行形からの流用品。九州の車両は一部ワンマン化された。
 東日本の車両は07年春のE531系投入に押し出されるように運用離脱。九州も817系増備に伴い2011年度に定期運転から徐々に離脱、2014年度廃車。
719
3 ステン
レス
サイリスタ
位相
 仙台・福島地区の車両。211系と同一の車体に交流機器を搭載したセミクロス車両。添加界磁励磁制御も併用、廃車発生品も多用されている。5000番台が福島−山形・新庄間用の標準軌用。
 基本番台はE721系導入により2020年に離脱。
E721
3 ステン
レス
VVVF  1編成2両でユニットを組む。0番台と500番台が存在する。
 07年3月の仙台空港鉄道開業と仙台地区の老朽車両の置き換えに対応する形で製造された。0番台は東北本線・常磐線などで、500番台は仙台空港鉄道のSAT721系とともに空港連絡運用についている。
721
3 ステン
レス
サイリスタ
位相
 北海道地区の旅客著大化に対応すべく投入されたオール転換クロスのデッキつき3ドア車。快速「エアポート」では自慢の俊足を披露。1000番台はVVVFインバータ車。
731
3 ステン
レス
VVVF  北海道地区の更なる通勤需要の拡大に応えるべく新造された北海道地区初のデッキなしオールロングシート。デッキなしということもありドア付近のエアカーテンや赤外線暖房など新機軸も搭載されている。キハ201系との協調運転をこなす。
733 3 ステン
レス
VVVF  2012年に新造。学園都市線の電化開業に備えて投入。735系とは車体の材質が異なるほかは差異は多くない。数字は若いが、735系よりも遅れて登場した。現在はこの系列の豆乳が進む。
735 3 アルミ VVVF  2011年度に新造。北海道地区の電化区間へ投入される731系のアルミ車体版。冬期の耐久試験走行が繰り返されてきたがが、2012年6月の学園都市線電化開業にともない、営業運転入り。JR北海道の経営資源集中のため現在は新規導入が凍結中。
 EV-801 アルミ VVVF   男鹿線向けの蓄電池車両。JR九州のBEC819系がベース。 
811
3 ステン
レス
サイリスタ
位相
 九州地区の老朽車両置き換え用「ニューシティーライナー」。オール転換クロスシートの3ドア車で、北海道の721系、東海の311系、西日本の221系に相当。
 スペースワールド号、三井グリーンランド号の特別塗色車両も存在した。
 2017年度にはじめての更新車が登場。
813
3 ステン
レス
VVVF  九州地区で、811系にかわって増備が続けられた。VVVFインバータ車。03年3月改正で3連が基本編成となった。福北ゆたか線向け編成は817系に合わせたブラックフェイス。
815
3 アルミ VVVF  豊肥本線電化投入、大分地区の車両置き換え用として投入されたロングシート車両。cM+Tcの2連を基本とする。ユニット工法を採用、アルミ車体でありながら1両あたり1億を大幅に切っているとか。
817
3 アルミ VVVF  2001年10月の篠栗線・筑豊本線電化開業、長崎・佐世保地区に投入された車両。815系をベースにした3ドアクロスシートを装備、前面マスクは783系貫通先頭車に似たブラックフェイス。
 04年改正で鹿児島地区にも進出。九州全域で見られる車両となった。
BEC819 3 アルミ VVVF   2016年度から導入を開始した蓄電池により非電化区間でも走行可能な車両。若松線、香椎線で運用。
821 3 アルミ VVVF  817系よりもさらに省エネ化を図り、消費電力は415系の半分以下。福岡地区での運用開始。