一般形気動車車両一覧
JR-HJR-EJR-CJR-WJR-SJR-Q
形 式 所属 特 徴
YC-1  「やさしくで力持ち」をキャッチフレーズにするJR九州の新型車両。長崎地区で運用入り。
キハ11
 JR東海が所有する軽快気動車。ワンマン仕様で、管内の非電化区間で運用されている。鋼製車両に加えてステンレス車体・トイレつきの300番台も登場。
 キハ25導入により、300番台以外はほとんどが廃車に。
キハ20系
キハ52  大糸線に営業運転が残っていたが、10年3月改正で運用離脱。
キハ23系
 近郊形気動車で、裾絞りのない、デッキなしの2ドアボックスシートの両運転台車両。運転台のパノラミックガラスが特徴。この系列ではほかに2エンジン車のキハ53、デッキ付きの北海道向けキハ24や、片運転台のキハ45も存在したがこれらはすでに全車廃車。
キハ23    1エンジン車。1両が山口で保留車として残っていたが、09年に廃車となった。
キハ25
 JR東海が武豊線への投入進めた新型車両。旧キハ20系に含まれるキハ25とは別。313系電車を基本とした外観。武豊線電化後は国鉄型気動車を淘汰。以降、太多線、高山本線、紀勢本線へと進出。
キハ30
 3ドアロングシートの両運転台車両。都市部の通勤気動車といった感じ。扉は外吊り方式となっている。廃車が進み、3両残っていた久留里線からも12年に引退。
キハ31
 国鉄末期に九州地区へ投入された気動車。ステンレス車両で、バス用クーラーを搭載。熊本・鹿児島地区に在籍したが、新型車両に玉突きされるように廃車に。
キハ32
 国鉄末期に四国地区へ投入された軽快気動車。キハ31の鋼製・軽快バージョンといったところか。松山地区を中心に運用。
キハ33
 客車を改造して作られた気動車。境線を中心に運用され、キハ121投入で鳥取地区に移籍。10年3月改正で運用離脱。
キハ37
 廃車車両部品を多用したローカル線用ディーゼル車。米子地区の2両は運用を離脱。3両残っていた久留里線からも12年に引退。
キハ38
 キハ35の廃車部品を多用し、バス用クーラーを搭載した車両。長らく久留里線にしか存在していなかったが12年に運用離脱。
キハ40系


 気動車のなかで一番車両数が多い、国鉄型の一般車両。ワンマン改造やロングシート改造などでデッキを撤去された車両も多い。キハ40系列については寒冷地仕様は番台区分で区別されている。
キハ40
H・E・C
W・S・Q

 キハ40系列の両運転台車両。東日本ではジョイフルトレイン以外の一般車はすでに運用離脱。
キハ41  98年に播但線に登場した新系列。キハ47を両運転台化したもの。本来はキハ40の寒冷地仕様向けに準備されていた数字。
キハ47
 片運転台セミクロスシートのデッキなし車両。2ドアの近郊形。西日本ではリフレッシュ改造をした車両が登場。
キハ48  キハ40のデッキつき片運転台バージョン。ワンマン化改造などでデッキが撤去されている車両も多い。
キハ140  JR九州のキハ40のパワーアップ改造車両。
キハ147  JR九州のキハ47のパワーアップ改造車両。肥薩線の特急「はやとの風」にも。
キハ400  キハ40を北海道内の急行向けにグレードアップした車両。急行が軒並み特急に格上げされるのに伴って余剰になり、一部が学園都市線向けにキハ40 330番台に一般化改造され、2016年度内に全廃となった。
キハ480  キハ48のパワーアップバージョンだった片運転台車両。キハ400同様、学園都市線向けにキハ40 1330番台に改造された。
キハ54
 国鉄末期に北海道と四国に投入されたステンレス車体を持つ大型車両。500番台は北海道向け車両で、俊足で知られる特快「きたみ」などに使われている。
キハ58系

 国鉄の急行型気動車車両。全国各地で運用されたが年々車両数を減らしている。また、急行が軒並み廃止になる中で普通・快速列車に転用される例が続出、多くは地域カラーに塗り替えられている。老朽化に伴い、00年代に続々と運用離脱。
キハ28  1エンジン車。原則としてキハ58とコンビを組む。2020年度に消滅。
キハ53
-1000
 キハ58を両運転台化した系列。200番台が東日本、1000番台が高岡地区に残っていた。
キハ58
(E)

キハ58
(W・S・Q)
 2エンジン車。老朽化に伴って各地で廃車が進んでおりジョイフルトレインのみほそぼそと運転されていたが2020年度内に全車廃車。
キハ65  ターボエンジン搭載のパワー車両。パワーを生かしてジョイフルトレインなどに改造された車両も多い。四国は08年度に消滅。九州は「TORO-Q」専用車が残っていたが、2010年に運用終了。
キハ66/67
 2ドア転換クロスシートにハイパワーエンジンを搭載した車両。キハ66と67はユニットを組んでいる。登場以来長らく筑豊地区限定の車両だったが、電化に伴って長崎地区に移籍。2021年6月末で全車運用離脱。
キハ75
 JR東海が投入したハイパワー車両。キハ85の足回りに3ドア転換クロスシートの近郊タイプの車体を載せており、関西本線・参宮線、武豊線で運用。参宮快速「みえ」は近鉄特急に匹敵する所要時分を誇る。99年5月改正では200/300番台とワンマン仕様の400/500番台が登場。
H100  JR北海道が老朽化しているキハ40系列の置き換えとして、JR東日本のGV-E400をベースに耐寒性能を向上させた新型車両。
キハ100系
 JR東日本が地方線区に投入している16m級の軽快気動車。
キハ100  セミクロスシート車両。
キハ101  ロングシート車両。
キハ110系
 こちらはJR東日本の20m級一般型気動車。インタークーラーターボエンジンを搭載。外観はキハ100系をそのまま引き延ばした感じ。秋田新幹線工事中は300番台が特急秋田リレー運用もこなした。
キハ110  両運転台車両。
キハ111  片運転台バージョン。
キハ112  片運転台トイレなしバージョン。
キハ120
 JR西日本が地方線区に投入している軽快気動車。鋼製とステンレス2種類の車体を持つ。ロングシートの0番台、セミクロスの200・300番台が存在。長らくトイレなしだったが、一部トイレ設置が行われた。
キハE120
 JR東日本が新潟地区に投入した新型気動車。キハE200をベースに低公害型エンジンを搭載。
キハ121
 鳥取地区の高速化事業に伴って増備された、キハ126の単行バージョンの車両。
キハ122  姫新線に投入された、223系電車ベースの単行気動車。
キハ125
 JR九州の地方線区用軽快気動車。黄色一色に塗られて「Y-DC 125」のロゴつき。トイレ設置工事も進んでいる。
キハ126
 山陰本線高速化工事完了に伴って登場した快速用気動車。223系電車などとの部品の共通化を進め、ユニット工法採用なども合わせて新造コスト削減を図っている。2001年7月改正からアクアライナーを中心に運用に就いている。03年10月の鳥取地区の高速化事業に伴って増備された。
キハ127  姫新線に投入された、223系電車ベースの片運転台気動車。
キハE130
  JR東日本が2006年度に水郡線に投入した新型車両。通勤輸送に対応するために3ドア車。低公害エンジンを搭載する。
キハE130  両運転台。
キハE131  片運転台。
キハE132  片運転台・トイレなし。
キハ141系
 混雑がひどい札沼線に50系客車を改造して投入されたディーゼル車両。
キハ141  1エンジン車。05年から廃車が始まり、12年の札沼線電化に伴い運用離脱。
キハ142  2エンジン車。12年の札沼線電化に伴い運用離脱。1両がJR東日本に移籍、SL銀河の客車として再利用。
キハ143  エンジン出力を増強したパワーアップ車。札沼線から室蘭本線・千歳線の普通列車として転属。1両がJR東日本に移籍、SL銀河の客車として再利用。
キサハ144  エンジンを持たない中間車。12年の札沼線電化に伴い運用離脱。2両がJR東日本に移籍、SL銀河の客車として再利用。
キハ150
 JR北海道の大型気動車。函館本線の長万部以北、室蘭本線、富良野線で運用されている。
キハ185-3500  2000・N2000系投入によって余剰になった車両を一般形に格下げ改造した車両。もと特急車ということもあり、乗りドク車両。松山地区を中心に運用。
キハ200系
 JR九州の一般型気動車。真っ赤な標準色、真っ青の大村線快速「シーサイドライナー」、真っ黄色の指宿枕崎線快速「なのはな」の3つの塗色がある。筑豊地区電化に伴って、長崎、大分、鹿児島の各地区に移籍。
キハ200  片運転台、ワンマン対応車もある。ロングとクロスの2パターン存在。
キハ220  キハ200の両運転台・ワンマン対応バージョン。豊肥本線などに投入。1両が鹿児島に移籍し、なのはなDXに改造された。
キハE200
 JR東日本が開発したハイブリッド車。現在小海線で限定運用中。
キハ201
 JR北海道の大型気動車。731系電車と同じ車体を持ち、1両あたり900psという特急形を遙かに凌駕するハイパワーを持ち、731系と協調運転をこなす。カーブで空気圧によって車体を傾けるメカニズムを持ち、キハ261系に応用された。
HB-E210  2015年5月開業の仙石線と東北本線を短絡する仙石東北ラインに投入。 
HB-E300  キハE200系の成果を活かしてリゾートトレインとして製造されたハイブリッド気動車。秋田・青森・長野の各地区に配置されている。
GV-E400  羽越本線の交直デッドセクション区間を中心に運行を開始。ディーゼルエンジンで発電機を作動させる機構を採用。2021年に秋田・青森地区に大量投入。
1000
 JR四国の7000系電車とほぼ同じ車体を持つ3ドアディーゼルカー。両運転台車両。高徳線、徳島地区、高知地区で運用。キハ1500と併結可能とした1200形改造車も登場。
1500
 JR四国が老朽化が進む国鉄型気動車の代替として06年から投入を開始。徳島・高松地区から運用をスタート。1000型よりも車体幅を広げている。また独特の座席配置だった1000型から転換クロスシートに変更。