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2006年12月31日

●2006年って

 ・・・はどういう年だったのか、総括することができません。

 仕事のほうは大きな動きもあって妙な肩書きもついてそれなりの事はできて、プライベートで関わっているいくつかのプロジェクトでも、今年もひとまず成功させることができたり、ひとつ大きな成果物ができて学術論文書けるよ的な話があったり(おいらには学術論文的実績がないので、書くのたいへんだけど魅力的っちゃ魅力的)、と話題には事欠かないはずなのですが、じゃぁ2006年的重大ニュースをいくつか挙げてよ、と言われてもさて、ってな感じなのです。

 たぶん、どれもこれも未だに現在進行中なのでちゃんとしか成果が見えないから、だと思うのです。2007年はそれらの成果が試される年なのかもしれません。

 なので、今日はおいらにとって単に2006年が終わる区切りの日、でしかありません。明日は新しい一年の始まりではありますが、単なる通過点です。別にこれといってなんという感慨もありませんが、とりあえず、2006年は今日でおしまい。明日からは2007年、ということで、みなさまよいお年を。

2006年12月28日

●メディアと世論

 今年の初め、パネラーとして招かれた小さなパネルディスカッションでお会いした、メディア学が専門の大学の先生とお話ししていたら「和歌山ほど小さな新聞が生き残っている県は珍しいんですよ」と。

 確かに、日刊紙で挙げても、和歌山市周辺はわかやま新報、御坊は日高新報、紀州新聞、田辺は紀伊民報、新宮は南紀州新聞と紀南新聞・・・ってな感じです。例えば紀南に行けば、紀伊民報は取っていても四大紙は取っていないという家も珍しくないとか。
 あとミニコミ紙も多いのも和歌山の特長ですね。ニュース和歌山は無料のタブロイド判ミニコミ紙としては全国屈指のレベルらしいですし、海南周辺では一時期5種類ほどミニコミ紙が乱立した時期もありました。

 こんな感じで挙げていくと、和歌山には40~50の新聞があるとされているそうです(毎日新聞12月28日社会面より)。木村前知事の逮捕容疑となった案件でも、不利な記事を書こうとした新聞への工作費が取り上げられていましたが、いわゆるゴロツキ紙的な新聞もあるみたいです。

 で、よく考えてみると、和歌山にはそりゃたくさんの新聞がある。でも県域をカバーしている新聞がないんですよね。ほかの県には大抵あるんですけど。独立U局としては日本一少ないカバー人口を抱えているテレビ和歌山、奈良にはないAMラジオ局として和歌山放送はありますが、県域新がない。
 要は、一部を除く大多数の県民の情報源は四大紙の和歌山版とミニコミ紙しかないわけなんですよね。和歌山に対する論評が繰り広げられる新聞媒体がない。これって県民世論の形成には少なからずマイナスの作用を及ぼしていると思うのです。

 四大紙の記者とは何人も知り合いましたが、ほとんどが転勤ですでに和歌山にいません。和歌山にじっくり腰を落ち着けて、継続的に和歌山の動きを書き続ける新聞記者が和歌山市にはいない。そりゃ何が起こっているのか県民には深いところはわかりようがありません。

 もう何年も前ですが、仙台の河北新報から電話取材を受けたことがあります。その内容は記者コラムに取り上げられまして、「掲載させて頂きました」とご丁寧に紙面を送ってくれました。拝見しますと、もちろん全国的な動きは共同通信配信の記事がメインですが、東北のご当地記事も豊富。記者コラムも仙台でのとある活動の分析記事でして、例えば和歌山ではこういうことをやっているよ、とわたしが取材でお答えした内容が要約して記載されているのです。ご当地の活動の分析をするのに、全国のほかの事例を調べて、ご当地に合った提案をする。まさに県域紙の立場です。

 こういう新聞が和歌山にあれば、県民世論は変わりうる、と思うのは私の思いこみでしょうか。

2006年12月25日

●資料届いた

とりあえず、ネットから資料請求した保険の説明書が届いた。

・・・わけわかんねー!


どのみち年末年始は新規受付もお休みだろうからゆっくり眺めることにします。。。

2006年12月22日

●人生設計

三十路にもなりますと、人生設計ちゅうものも考えないといけんようになってきました。
結婚とかそういうのじゃなくって。

いろいろ考えるのでありますが、定期積金は利率は微々たるものですから安全な貯金箱感覚です。
投信は日経連動型は当たり、為替連動型はハズレ、トータルでプラス、って感じでしょうか。惜しむらくは投資額が微々たるモノだったので、日経平均が一気にあがってもそんなに利益にならなかったこと。

で、そろそろ保険とかも考えないとと思いまして、資料を取り寄せ中。
身近なところで簡易保険には入っていますが、この先何が起こるかわかりませんから。

何を優先するかはゆっくり考えますが、ダジャレがスベッた時の保険ってないものでしょうかね(ぉぃ

2006年12月18日

●高野山へ

仕事で高野山に行って来ました。

オール電車であればラクなのですが、下山後に車での移動が必要な仕事も抱えていたので、どうしようか悩んでまして、今朝高野山の観光協会に確認。

「山内は建物の屋根に雪が残っている程度ですが、山までの道路が凍結している恐れはありますので、スタッドレスかタイヤチェーン持参でのお越しがよろしいかと・・・」

というわけで、林間田園都市駅に車を置いて南海でお山へ。

とにかく寒い!
後ほど確認した、大門のところにある電光表示は「気温0.6度」。草むらなどには雪が残っており、道路も全面濡れているところがあって、確かに日陰などでは凍ってる恐れは十分ありそう。交通費は高くつきましたが電車で来たのは正解だったようです。

そんなわけで、目的地まではバス路線がなかったのでタクシーで移動。
高野山のタクシーは総台数も少ないので、さすがにガスではなく、ガソリン車です。
あるタクシー会社は車両更新の際に新型プリウスを導入して話題を呼びました。
今回利用したもう一つのタクシー会社さんは普通のタクシーの他になんとヒュンダイの車が!外国車には疎いので車名はわかりませんが、期せずして初めての韓国車への乗車と相成りました。

スタッドレスを履いているのか、ロードノイズは気になりましたが、さすが3ナンバーの車だけあって、乗り心地はまずまず。行きと帰りが同じ運転手さん。帰りは会話も弾み、仕事だったとはいえ、ほのぼのした雰囲気でお山を後にしたのでありました。
# 今年は本当に雪が少ないのだそうです。昨年は「降りすぎ」だったそうですが…

しかし、独特のインバータ音と車輪の軋み音をひっきりなしに響かせながら山を往復する2000系はお疲れさまですね(^^;

2006年12月15日

●びっくり。

あさっては和歌山県知事選挙ですが、その前にえらい統計がうちの仕事場に届きました。

去年の国勢調査による和歌山県の総人口速報値は103万人余りだったのですが、今年10月1日現在の住民基本台帳による速報値で総人口が102万人台に減ったとのこと。1年で7000人以上のマイナス。おおざっぱに4割が自然要因による減少(死亡数-出生数)、6割が社会的要因による減少(転出-転入)だそうです。

この調子でいけば、2010年には和歌山県の人口が100万人を割り込むことになります。
20年前、小学校では和歌山県の人口はおおよそ110万人と習いました。25年で1割減る計算です。

古くは和歌山は全国でも有数の都市だったとも言われていますが、その面影は完全に消え去って廃れゆくいっぽう・・・。

あまり争点がないとも言われる選挙で、少しでもポジティブかつ現実的な公約を掲げている候補者・・・といっても選択肢がなさすぎてなんともはや、な気もいたしますが、投票しないとどうにもこうにもならないので、直前まで悩んでみましょうか。

2006年12月11日

●いちご電車のクリスマス

061211.jpg

日曜日に移動で乗り合わせた貴志川線がクリスマス仕様のいちご電車。
ポスターも1枚1枚絵柄が違って凝ってます。
途中で乗ってきた男の子がおおはしゃぎで楽しんでました。

導入から4ヶ月になりますが、やはり対向ですれ違う向かい側の乗客の視線はまだいちご電車に向けられますね。車体が白ゆえに、汚れが目立つのでメンテナンスもたいへんでしょうけど(整備のNさん、お元気ですか?)、沿線の心意気までを映す色でいてほしいものです。

2006年12月 3日

●食べる食べる

日頃あまり食欲がないおいらであります。アルコールももともと弱いので飲んでも月に1,2回程度なのですが、最近はそれもここ2ヶ月ほどはまったく飲んでいませんでした。

・・・が、今夜はなぜかスイッチが入って(笑)、発泡酒は飲むわ、メシはガバガバ食うわ、で、われながらよく食ったと思ったのであります。


・・・胃が重たくなってきたのは気のせいでしょうか(苦笑)

ちなみに今週は珍しく外食の予定がたくさん(汗)。酒の席は苦手なのでどうしようかなぁ・・・。

2006年12月 2日

●ISO26000

最近クレジットカードでもいろんなものが出てきましたね。おサイフケータイやSuica、Pitapaなどのような後払い式の乗車券との組み合わせが新顔として注目されていますが、利用金額に応じて特典がつくようなカードはもはや当たり前。最近は利用金額の一定割合の金額が社会貢献活動に役立てられるようなカードもぞくぞくと出てきています。

日本の企業としても08年にも発効される見込みというISO26000(社会的貢献に関する国際規格)に照準を合わせた取り組みが今後加速されるものと思われます。社会貢献型クレジットカードはそのほんの一例ですが、一市民として社会的貢献を考えなければならない時代がすぐそこまで来ているような気もしています。

先日受けてきた研修での話ですが、昔は、地域のことはすべて地域でできたんだ、と。
それが、社会が発展するがゆえに、まちづくりや生活を豊かにする役割が行政や企業という「地域住民とは離れたセクター」に移っちゃったんだ、と。そして地域住民はそれらのセクターに任せっきりになることに慣れてしまったのがいまの日本じゃないかな、と。
かといってこの現代社会において住民一人としてできることには限りがあります。すべてのことを自分たちでおこなうのは困難だとしても、自分たちで出来ることがあれば自分たちでする、それがコンパクトで無駄のない社会づくりにつながるのではないかと。

ISO26000は主に企業や行政などが認証を受ける仕組みでしょうが、一市民として社会のためにできること、少しでも取り組めないかなと。
それがエコドライブでも、レジ袋NOでも、マイ箸でもいいと思います。家の前の掃除でもいいでしょう。できることから、少しずつ。その積み重ねで、たぶん地域は変わる・・・そう思いたい師走の夜であります。