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2007年4月28日

●蜂の巣の中に潜入

先日、所用で先日竣工した和歌山県庁の南別館に行ってきました。
外観は菱形の梁を積み重ねた形状で、まるで蜂の巣のよう。
どうやら建築の専門誌でも注目されている模様。
http://www.japan-architect.co.jp/japanese/2maga/sk/sk_frame.html
4月号表紙が南別館そのもの。「和歌山県庁南別館」をクリックすると、内観も見ることができます。

# 建築系の専門誌では和歌の浦アートキューブや和歌山大学のシステム工学部A棟も取り上げられたことがあります。
# 和歌山は意外に名建築が多いのかもしれません。

で、なかに入りますと、ホントに上記の内観の通りのフロアにオフィスが入っています。
ワンフロアが広くて開放的なのですが、以前のせせこましい本庁から移ってきた職員のみなさんは菱形の窓と相まって、なんだか落ち着かない様子。古い事務機器なんかがあるとそのミスマッチがまた笑えます。もっとも引っ越してきてまだ余り日が経っていないので、部署によっては段ボール箱がそのままだったりしますが・・・。

内観の写真をみていただければわかると思うのですが、10階建ての建物にしては柱が細いんですよね。菱形の梁自体が免震構造になっているんでしょうか。用事を済ませていると、知り合いの職員さんが声をかけてくれましたが、先日起きた震度2の地震でもまったく揺れが違ったとのこと。
さすがに防災系部局が入って緊急時はコントロールセンターになるだけの建物であります。

が、文字通り「砂上の楼閣」と言われて久しい本庁舎は耐震工事が相変わらず続いています。こちらは廊下にロッカーや書庫が置きっぱなしになっていたりして、いざというときは避難通路の確保すら難しい、ともさんざん言われながら、保管スペースがないのでなんともしようがないのだとか。
こちらの外観はレトロな感じがいいんですが・・・。

2007年4月16日

●嘘はついてない。

先月末は能登半島での地震、昨日は三重北部での地震。地震が相次いでいます。
和歌山で地震といえば、東海・東南海・南海地震が気がかりなところなのですが。

和歌山県北部で大規模に開発が進んでいる某住宅地。京阪神地区でのPRも大々的になされているところです。

ここの資料を見ますと、東海・東南海・南海地震が同時発生した時の予測震度は震度5弱のエリアに位置しており、液状化現象の発生確率もきわめて低い、ということを自治体の防災資料(震度・液状化予測図)を引用して説明しています。

これだけをみると、ああ、比較的安全な立地なんだな、ということを感じさせます。

・・・が、その資料をよく見ますと、震度分布図に「活断層」の文字が書かれていまして、その活断層に関する言及はどこにもありません。

実は、その「活断層」は中央構造線のことでして、同じ自治体の防災資料を見ますと中央構造線を震源とする地震が起きればその住宅街は震度6強の揺れに見舞われるとの予測がでているんです。

明細を記述していないだけで、「活断層」の記述はありますし、東海・東南海・南海地震の同時発生時も震度5弱と予測はされていますが「だから安全」とは一言も書いていませんから、この資料は嘘はついていません。

偶然わたしが中央構造線の存在を知っていて、その自治体の防災資料も見たことがあるから、「あれ?」と思っただけです。もちろん、デベロッパーもそのあたりは把握しているでしょうし、敢えて中央構造線の話は明示していないのだと推測されますが、ちゃんと「活断層」の表記と「安全である」という文字を使っていないので手は打っている。企業の広報なんてそんなものなのかもしれません。

ちなみに、中央構造線の真上に建っている某大学は、本部棟と講義棟の空間がやけに広く開いています。その間に中央構造線が走っているので敢えて2棟を大きく離して建てたらしい、とはその大学の学生が言ってました。それが公表されているのかどうかはわかりませんが・・・。


とはいえ、今時、どこに家を建てても日本である限りは大地震の危険にさらされているのは阪神・淡路、芸予、福岡西方沖、鳥取西部、そして能登と三重北部の地震で証明済みですから・・・。

2007年4月12日

●Yahoo!ウィジェット

自宅PCのメモリを1GBに増設し、無線LANだったのを有線に交換してから、PCもネットもいっそうサクサク動くようになりました。

・・・が、どうもXPが起動してからエクスプローラが使えるようになるまで時間がかかる。
ってなことで、とりあえずJavaスクリプトでカレンダーを表記できる機能がついていて愛用していた「壁紙館」の壁紙を削除。やはりJavaの関係だったのでしょうか、それだけでだいぶん速くなりました。

そしてYahoo!ウィジェットを導入。このなかのカレンダーがYahoo!カレンダーの情報を取り込める。で、Yahoo!カレンダーはOutlookに書き込んでいる予定を取り込める。
4月から仕事の拠点が2カ所になり、自宅でも予定をチェックしたいということで都合3台のパソコンと、外出先でiモードでも、仕事の予定を共有できるので、これは使いでがある、ってなことで即愛用し始めました。
Outlookの情報を更新したときには、いったんYahoo!カレンダーの情報をすべて削除して改めてインポートしないと行けないのがやや面倒くさいですが、それはそれとして。
そして、これまで常駐ソフトとしてスタートアップに置いていたソフトをできる範囲でウィジェットで代用するようにしてさらに起動が速くなりました。

ついでにMyYahooも設定して、必要な情報を時折チェックできるように。

いっときYahooはほとんど使わなくなっていたのですが、またこういう形で愛用するようになってしまい、これってYahooの戦術に思いっきりはまってしまっているのかもしれませんが(苦笑)、まぁタダで使えて便利なモノであれば活用するに越したことはありませんよね。

2007年4月 8日

●統一痴呆選挙

 和歌山市内に買い物に出かけたのですが、その帰り、ある小学校の前に掲示されているズラッと並んだ県議選立候補者のポスターを眺めている老夫婦を見かけました。

 信号待ちの間、少し様子を眺めていたのですが、いろんな人のポスターを指さしてはああでもないこうでもないと話し合っている様子。

 特定の政党に関わっている人ならともかく、こんな議員選挙に投票する人の判断基準ってどうなんでしょうかね。街宣車で「●●、●●です!」って連呼するのは誰もが同じ。議会議員候補ではこれという政権公約的なものの差もさほどありません。判断基準がないなかで誰を選択するのでしょうか。「仕方なく地元の人」「なんとなく知ってる人」的な選択が多いのが実情ではないかなと思います。

 それに和歌山の場合、官製談合事件に議会のチェック機能が果たせなかったうえに、条例いっぱいの議員定数を全国唯一維持しちゃっている、そのうえ半分の選挙区で無投票当選ということは議員の保身といわれても仕方ありません。
 議員提案条例も、使い道がきちんと決められないまま某党の力で強引に決まっちゃった「森づくり税」1つのみのはず(担当の県の部局はいま一生懸命に使い道の開拓をしている現状、はっきり言って尻ぬぐいに近いです)。この議員提案条例の数も全国最低クラス。議員に政策提案能力がないといっても同然。
 そんな議会に県民が期待するでしょうか。いま開票速報番組でも出ていましたが、議会に対する魅力が損なわれているのではないか、という指摘はごもっともだと思います。

 もう和歌山市以外の県議はほとんど決まっています。県都の議員がどうなるか、注目したいです。

 そして、再来週の市町村議会議員選挙、特に和歌山市は「あの人」がどう出るか、気になるところです(笑)。

●よざくら

 先日、仕事場のスタッフたちと和歌山城に夜桜見物に。
yozakura.jpg

 和歌山城に桜を見に行ったのは実は初めてだったのですが、ライトアップが鮮やかだなぁと思っていたら、市内の芸術系NPOがプロデュースしていたのだそうです。今年からなのかこれまでもやっていたのかはわかりませんが、専門家が関わっているだけあってなかなかきれいなものです。
 こんなに鮮やかだったら、デジカメ持って行けばよかった・・・。携帯電話のカメラじゃ限界ありますわ。

2007年4月 2日

●一太郎使うの巻

去年の4月1日は、朝4時半に起きて貴志駅の開業記念式典の様子を見て、来賓で来られていた顔見知りの県の部長さんに挨拶だけしてから、始発は見送り、駅前でおしることたこ焼きをごちそうになりながら、いつのまにかわか電に就職していた知り合いにばったり会いながら、始発から3本目で和歌山にあがって地下広場での記念イベントをちょろっと眺めてから仕事場で朝から晩まで仕事、っちゅうハードな1日でありました。

1年後、伊太祁曽駅での1周年イベントのことは聞いていたのですが、すでに別件が入っていて電車で和歌山へ。伊太祁曽に到着する寸前に件の知り合いがイベントの準備中。顔を見合わせたので車窓から挨拶を。

和歌山でイベントのお手伝いを終えて、打ち上げで缶ビール飲んだ後、少しほろ酔いになりながら帰宅すると、行きの電車にも乗っていたうるさい中学生10人くらいのグループとまた同じ電車。で、下車時に1人がきっぷをなくしたと大騒ぎ。でも規定は規定、改めて運賃を支払う羽目に。降りた後「あーもーむかつくー!」と金切り声をあげていたけど、乗るときから降りるときまでそうやって騒いでばっかいるからきっぷをなくすんだろうが(--;

で、ホントは20日が締め切りだった、とある事業の報告書、「文書だけ先行して5日にメールでいただければ」ということになって大慌てで作成している途上。とりあえず、報告書が「できれば一太郎形式で」なもので、先日DL販売で購入した一太郎2007で執筆中。これがどうして、なかなか使いやすい。普段はWord使いのおいらでもサクサク進みます。Ctrl+Fで検索ができないのを除けば、おいらの使い方ではさしたる問題なし。

仕事場がMS-Office環境なので、一太郎を使うのは行政職員さんではまだまだ使い手が多い一太郎形式の文書ファイルが送られてきたときに、それを見たり編集したりするときくらいだったのですが、こうしてイチから文書作ってみても結構使えるやん、って感じ。まだ罫線がうまく使えませんが、もともとワープロ専用機をよく使っていた経験則でおそらくそれほど苦にはならないものと思ってます。

さて、5日の締め切りまで、もう少しがんばるとします。