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2007年4月 8日

●統一痴呆選挙

 和歌山市内に買い物に出かけたのですが、その帰り、ある小学校の前に掲示されているズラッと並んだ県議選立候補者のポスターを眺めている老夫婦を見かけました。

 信号待ちの間、少し様子を眺めていたのですが、いろんな人のポスターを指さしてはああでもないこうでもないと話し合っている様子。

 特定の政党に関わっている人ならともかく、こんな議員選挙に投票する人の判断基準ってどうなんでしょうかね。街宣車で「●●、●●です!」って連呼するのは誰もが同じ。議会議員候補ではこれという政権公約的なものの差もさほどありません。判断基準がないなかで誰を選択するのでしょうか。「仕方なく地元の人」「なんとなく知ってる人」的な選択が多いのが実情ではないかなと思います。

 それに和歌山の場合、官製談合事件に議会のチェック機能が果たせなかったうえに、条例いっぱいの議員定数を全国唯一維持しちゃっている、そのうえ半分の選挙区で無投票当選ということは議員の保身といわれても仕方ありません。
 議員提案条例も、使い道がきちんと決められないまま某党の力で強引に決まっちゃった「森づくり税」1つのみのはず(担当の県の部局はいま一生懸命に使い道の開拓をしている現状、はっきり言って尻ぬぐいに近いです)。この議員提案条例の数も全国最低クラス。議員に政策提案能力がないといっても同然。
 そんな議会に県民が期待するでしょうか。いま開票速報番組でも出ていましたが、議会に対する魅力が損なわれているのではないか、という指摘はごもっともだと思います。

 もう和歌山市以外の県議はほとんど決まっています。県都の議員がどうなるか、注目したいです。

 そして、再来週の市町村議会議員選挙、特に和歌山市は「あの人」がどう出るか、気になるところです(笑)。