« 最近FMにご無沙汰なもんで | メイン | なんとかにつけるクスリなし »

2008年9月22日

●総裁選、そう再選

方や総裁選、方や無投票再選。
後者はともかく、前者も思いの外盛り上がりにかけたような。白けた感が出てましたですね。

休日出勤していた事務所に某新聞社から電話がかかってきました。
パートさんが電話を受けたのですが否応なしに私のところに押しつけられまして、何かと聞いてみると、「総選挙が近いとみられる情勢のなか、選挙となった場合、何を投票の判断材料にされますか?」とのこと。

要するに、党の代表である麻生さんVS小沢さんという構図で見るのか、政党である自民VS民主という構図で見るのか、ということを聞きたかったようです。

今回の総選挙で勝利した方が政権与党となるのは確実な情勢です。
自民が勝ったとしたらねじれ国会のまま続いて混乱するだろうし、民主が勝ったとしたら民主が初めて政権与党となるけどたぶん混乱する。前者の混乱の影響は有権者が身をもって知ったわけですし、後者の場合、報道の通りとすれば、共産党の志位委員長ですら「小沢首相誕生」に含みを持たせていますし、場合によっては公明党が連立相手を民主に鞍替えすることだってありうるわけです。

で、取材に対しては「どこまで生活者の視点を感じさせる政策を入れてくるか、政党の政策で判断する」と明確に答えました。首相が誰になろうが、その前提となる政策がしっかりしていないと無理なわけですよ。もっとも、政策を立てていようが、今年の通常国会でみられた審議拒否による国会運営の混乱のように、まったく活かされない事も有権者はこの目で見てきていますが・・・。
しかし、それとて政策があったからこそ、自分の立てた政策実現を放棄するのか、と言えるわけですよね。なので、政策重視でみます。限られた字数のなかで国民に対して説得力を持つ政策を書いてきた政党を評価したい。国民に主体性を重視させる事に期待したい。


しっかし、もうまもなく衆議院解散となる見通しですが、解散が議決されたときに万歳する、これほど国民をバカにした「儀式」はありません。定年(任期)まできちんと勤め上げて万歳するのはいいことですが、任期途中で「失職」するのに万歳するとは。