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2006年5月22日

●和歌山地震考。

今宵も職場で、そして帰宅してから地震を感じました。
毎日のように地震に揺られている和歌山ですが、防災科学技術研究所のデータを元にもう少しみてみましょうか。

20060522.gif
ここ1週間の和歌山県北部周辺の地震活動です。マグニチュード1なんていうごく小さな地震も記録されています。
丸が大きいほどマグニチュードが大きいこと、色によって震源の深さを示しています。

特に震源が集中している3カ所のうち、1が今月15日の震度4の地震の震源地周辺、2が今月20日の震度3の地震の震源地周辺、3が今夜の地震の震源地周辺となります。

このようにみますと、先日来の地震は特定の場所ばかりで起きているのではなく、和歌山市周辺の3カ所に分散して集中して起きていることがわかります。しかも震源はどれもごく浅く、縦揺れが少なく一気に揺れが来ること、小さなマグニチュードでも有感地震になりやすいことがうかがえます。

もともと和歌山市周辺は、防災科学技術研究所でも特設のページが設けられているくらい、全国的に見ても地震が多い地域です。とはいえ、震度4なんていう地震が起きたことから、和歌山地方気象台も地震に対する見解を18日に発表しています。内容を要約すると和歌山市近辺ではこれくらいの地震は珍しくないし、南海地震や中央構造線の断層帯とは関係ないですよ、という内容です。

しかし20日の震度3の地震の震源が紀伊水道(といっても雑賀崎の目と鼻の先ですが)ということで、震度4の地震とは直接関係はないだろうとは思っていたものの、今晩になって紀の川市付近を震源とする地震が頻発するようになって、最初の地震が和歌山市近辺の地震活動を活性化させる引き金になったのかも?と素人目に考えてしまいたくもなります。

もっとも、エネルギーを小出しにしてくれていたら大きな地震を生み出すエネルギーはなくなってくれるかな?と考えると、そのほうがありがたいのですが・・・。