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2006年7月10日

●夢を語る男と夢を忘れた男と。

MTの不具合を解消するパッチがまだ公開されていません(^^;
一応、MTのタグをいじれば、パッチを適用せずともうちで起こっている不具合が解消できるのですが、なんせややこしくて・・・。MTを使いこなすにはまだまだ根本的な知識が足らないようです(汗)


さて、今日はお昼から紀の川市内某所でちょっとしたお話しをしてきました。

合併や国の制度改革のなかでいろんな施策が大揺れに揺れ、わたしもその騒動にちょこっと巻き込まれたりもしましたが(汗)、6月議会で補正予算が可決され、ひとまず落ち着くところに落ち着きつつあります。今後は合併によって顕在化している旧5町の施策とのひずみをどうやって埋めるかが焦点になっていくのでしょう。

これまでの旧5町の施策と取り組みの経過を中心に、30分くらい話をしてほしい、とのご依頼でしたが、そういうことを念頭に置きながら1週間ほど前から話す内容を考えていました。

特に合併によって生まれた自治体の場合、先に書きましたように旧の自治体の元で行われてきた各種事業が急に一本化されますので、施策がよくなる地域と後退する地域とがどうしても発生してしまいます。とかく、施策がよくなるように住民は要望を出しがちなのはある意味仕方ないのですが、もともと財政が厳しいから合併して行政システムをスリム化する、というのが自治体合併の大きな根本の一つです。ですから、住民が「いい方の施策に合わせてほしい」という要望ばかりしたって容易に叶うものではありません。

広く地域の理解を得て、自治体がこれなら予算を出せる、と判断できる材料が揃って、はじめて施策がよくなる、という認識でいないといけないし、そのためには住民側が政策提言能力的なものを身につけないといけないでしょう。文句や要望ばかり言うててもはじまりません。

また、旧自治体の施策の成り立ちを追わずに「うちはここまでしか出来ていなかったのにあそこは・・・」という旧自治体間格差の議論に終始しても意味はありません。旧自治体はそこならではの考え方で施策を展開してきたわけですから、広い視点で施策を振り返り、新しい自治体になってからの方向性を考えないと、内輪だけの議論に終わってしまい、結果として新自治体全体の利益につながるような施策は打ち出せないでしょう。

というようなことを考えながら、施策の経過よりも今後の考え方を提案する、という方向性でレジュメを切って臨んだのですが、時間の関係でわたしの持ち時間が10分短縮(苦笑)。話す内容の一部は先に別の方が話してくれましたし、レジュメにも記載していたので読んでもらえればわかるようにはしておきましたが、なんだか中途半端に終わってしまいました・・・。

でも、最後には、紀の川市が将来こうなってほしい、という長期的な「夢」を持っていただければ、という事は述べさせてもらいました。今すぐには無理かも知れないけど、その端緒はいま作ることができる。

なんてことを駆け足で話し、その他のプログラムが終わってみなさん帰途に就かれましたが、その後自分が帰途に就く段になって、そんなことを話しておきながら、果たして自分が求めていたのは何だったのか?将来こういうことしたい、という漠然としたものはもっていながら、ここ最近多忙にかまけてその具体化の作業がおろそかになってるなぁ…なんて思う。


帰りに久々に那賀営業所に立ち寄ってバスカード購入。未だに本社塗装のいすゞの1350号車が残っているのか(^^;;

そういえば、那賀バスが引き続き運行受託をするであろう、岩出市巡回バスの新車のデザインの公募がはじまっている。今回、市は宝くじの助成金を購入費用に充てるとのことが市の広報で明らかになっている。紀ノ川界隈ではかつらぎ町に続く事例か。

紀の川市議会では、旧粉河・那賀地域へのコミュニティバス新設の請願が採択されている。こちらもおそらく具体化に向けた作業が始まっていることでしょう。ほかの旧3町はすでに路線があったもの。この請願は市長公約にも交通体系の整備という項目があったはずで、貴志川線への補助金支出事例もあることから、すんなり決まったのでは。交通インフラのように目に見えてやってる・やってないがわかりやすく写る施策はこういう時はトクかもしれないですね。


今宵は久々にコランチルとベリチームの世話に。
昨年激やせしてから、殊に体力が落ちたなぁと感じる。体力を消耗する夏本番はまだなのに。