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2006年9月13日

●報道キャンペーン

飲酒運転はいけないことですよ。
福岡の悲惨な事故も大きく取り上げられてしかるべきだとは思いますよ。

でも、「○○でも飲酒運転による事故」「●●でも・・・」
で、起こした容疑者が公務員だった事から「◆◆県では飲酒運転の職員に・・・」
なんてニュースがひっきりなしに流れるようになって、
おかげであれほどマスコミが時間とスペースを割いていた山口の事件や、岐阜県の裏金のニュースはほとんど見なくなっちゃいました。

次から次にどーんどーんとでっかくマスコミが集中砲火的に取り上げるから、その前に起こった事件の「その後」があまりクローズアップされないんですよね。もちろん、事件によっては被害者側に配慮する形で「その後」があまり取り上げられない事もあるでしょう。が、現在進行形のものだけを取り上げる物見遊山的ではなく、その事件が起こった背景をあぶり出す事で、同様の案件の再発を防ぐのがマスコミ報道の役割じゃないかなと。

というわけで、おいらは今の「キャンペーン型」ともいえるマスコミ報道の姿勢には疑問を抱かずにはいられません。被害者のプライバシーにさえ踏み込む一部週刊誌の報道姿勢もまったく変わりませんし。地道な取材に基づくルポがもっと評価され、紙面をにぎわせてもいいんじゃないかな。
記者発表が「大本営発表」みたくなる警察等の記者クラブ制度の問題点も指摘されてもいますが、その記者クラブを巡るトラブルも九州で起こっているようですし、なんともはやですね。