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2007年8月26日

●長峰トンネルの渋滞の傾向と対策を考えてみた

今年は週末の紀南出張が多く、この時期いつも難儀するのが帰りの長峰トンネル北行きの渋滞。

# 電車で行けば無問題なんだけど、現地内の移動は車必須なので仕方ないんです。。。
# 現地内の移動がなくても朝イチの特急では田辺に9時台に入れないし。
# なので和バス×明光の特急バスに期待しているのです。

南行きの下津トンネルの渋滞は2車線が1車線になるのに加えてやや上り勾配ってことで納得なのですが、北行きはやっぱり1車線が続くだけなのに上り勾配ってだけであれだけつながると感じるといらいらきます。

この間、何回か長峰先頭10数キロという渋滞にはまった経験を思い起こしてみました。
ちなみに最長は今晩の広川-海南間渋滞14km所用100分。
かといって、これより渋滞が長くても100分もかからなかったこともあります。

さて渋滞が10kmを超えるような時には、みなべICから高速に入る際にすでに交通量が多いことがわかります。ただみんなすーっと走っているので渋滞しないだけ。
おそらくこれは11月11日の南紀田辺IC開業後も同じ傾向でしょう。

途中、印南PA付近と御坊南IC付近に追い越し車線がありますが、渋滞が10kmを超えているような場合は追い抜いても無駄です。どうせすぐ先で追いつかれちゃいますから、加速する分ガソリンの無駄と思ってあきらめるのが得策です。

で、御坊ICの先の上り勾配付近でいったん車の流れが鈍くなり、また流れ出します。さらに川辺ICの先でまた鈍くなります。しかし、まだここは車が流れますから、車間距離を空けて定速で走るのがコツです。

広川南ICを過ぎた辺りでのろのろ運転が始まることが多いかと思います。
ここでは無理に前の車に追いつこうとせずに、やはり定速で走りましょう。前の車に追いつこうと走るとブレーキを踏むことになります。ブレーキを踏むと後ろの車もブレーキを踏み、その後ろも・・・ってなことで自分が渋滞の元を作っちゃいます。車間距離を空けて定速で。

たぶん広川ICを超えた辺りでとうとうトロくなるかと思います。
ここに「海南まで渋滞○○km、所用○○分」って表示出ますから、国道に下りたい方はどうぞ。

で、この付近ですが、まだ車は動く状態です。
どうせ1車線、抜かれることはないので、追いついては止まり、追いついては止まりするなら、前の車との車間距離が多少開こうとも、AT車ならクリープくらいの速度でもいいから、ゆっくりと動き続けるのが吉と考えます。そのほうがまだストレスは少ないでしょうし、車にもやさしいと思います。

柳瀬トンネルを抜けて、湯浅トンネル(湯浅IC南側)にさしかかるととうとう止まっちゃいます。
ここから吉備湯浅SAまではどうもこうもいきません。忍耐です。ぼちぼちのんびりいきましょう。

いちばんやっかいなのが吉備湯浅SAの存在です。

もちろん休憩したい人にはありがたいSAですが、本線を走行し続ける車にとってはこの付近が一番イラつきます。
というのも、SAへの進入路を過ぎると「ゆずりレーン」があるんです。で、ここのゆずりレーンはSAから本線への合流路線も兼ねていてレーンの距離が長いから、特に県外の車は「ゆずりレーン」を「追い越しレーン」を誤解しちゃうんです。

今夜も本線にとどまりながら眺めていましたが、SAから出てきた車が「あれ、ここは2車線?!」ってなもんでゆずりレーンをまっすぐ進んで車線減少に気づいてあわてて本線に割り込もうとする。または本線の車もゆずりレーンを追い越しレーン替わりにしちゃう。まじめに本線を走っている車にとってはこれほどイラつくことはありません。そういうこともあって、ここがいちばんストップ&ゴーの多いポイント。忍耐のしどころです。

観察していると、本線から追い越ししようとする車はほとんどが県外ナンバー、2/3くらいが希望ナンバー(しかも330系)のクルマでした、はい。

そういえばここには「ゆずりレーンからの追い越し禁止(法令違反だったかな)!」って標識があったはずなのですが、最近見かけない気がします。ピーク時はこのゆずりレーンを閉鎖しちゃうこともあるのですが・・・。標識の増設かなにかで少しは解決しそうな気がします。

そうした忍耐を乗り切って、吉備南ICを超えるとようやくのろのろ程度ですが動くようになります。
吉備ICから入るクルマをさばいて、有田川を渡る橋梁に入るとおつかれさまでした。40km/h程度ですが動けるようになります。

しかし、走れるようになったと思って油断してはいけません。うっかりスピードを出して前のクルマに追いついちゃうとまたブレーキ→後ろもブレーキ→・・・→渋滞、という結果を招いてしまいます。
ここも車間距離を空けて定速運転がポイントです。
今日もずっと先の方で前のクルマに追いついてブレーキをかけてその後ろもブレーキを・・・という光景を何度か見ましたが、ここで車間を空けていると、その空間がバッファとなって、アクセルから足を離すだけでブレーキをかけずに済みます。

また、長峰を超えたら今度は下り勾配で下津・藤白トンネルに入りますが、下りなのでいつの間にかスピードが出てしまうことがあります。これもブレーキ渋滞の原因となりますので要注意。

藤白トンネルを抜けると海南IC。阪和道はここから2車線、快適な走行に戻ります。
そこで飛ばしちゃうとその先のオービスにひっかかるのでご注意を。


ちなみにいま海南-吉備間の4車線化工事が進められています。
すでにトンネル工事も進んでいるようですが、聞いた話ではいま掘っているトンネルが開通したところで即4車線にはならないようです。というのも既存の藤白、下津、長峰の各トンネルは断面が小さく、改良しないと同一方向2車線のトンネルには使えない可能性があるとのこと。

この渋滞、まだ数年は解消の見込みはなさそうです。。。