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2007年9月 2日

●のんびりするのもいいものです

先週の日曜日、出張で南紀の山奥に行っておりました。
南紀に行くだけでもたいへんなのですが、山奥なのでなおのこと。公共交通機関もないことはないのですが、おもに高齢者の通院向けとおぼしきダイヤで昼間に便はなく、クルマで行かざるを得ないのであります。

で、先週の日曜日といえば「さよならきのくにシーサイド」の運転日。
99年に客車改造で誕生したものの、もともと古い客車を改造したものですので老朽化が著しく、今年限りで引退と相成ったのはご承知のことかと。
初期の新宮-串本間の運転の際、一度だけ乗りましたが新宮駅で震度5弱の地震に見舞われ、現地は安全点検の後すぐ運転再開したのですが、阪和線の安全点検の遅れから特急が遅れ、その煽りを食って単線区間でダイヤがまた乱れ・・・と難儀した記憶があります。

こちらは海岸線から山へ入りどんどん上って行かなきゃならないものですから、「さよなら」列車に乗るどころか撮ることも眺めることもできず、うーむ、ってな感じでしたが、それは仕方のないこと。
しかし、仕事が終わり42号線を北上していると、串本を過ぎた辺りで、線路沿いでカメラを持った人をみかけまして。
なんで?と思っていたら、和深駅だったかと思いますがシーサイドが止まっているではありませんか。
なるほど、営業運転のあとの回送をねらってカメラを構えていたんですね。

その後もこちらは42号線をひたすら北上していたのですが、ラジオの交通情報で「長峰トンネルから15km渋滞」の情報が流れたので、下道を通っても、みなべから高速に上っても、和歌山まで3時間では着きそうにない、と判断。ゆっくり北上することにしました。

しばらくして見老津にさしかかりまして。
そういえば99年に地震の遅れに巻き込まれたときに、見老津で遅れている特急と臨時に交換することとなり、かなりの時間停車したんです。あのときはまだ165系3連。暑い中でしたが、海が目の前で風が心地よかったのを思い出しまして、見老津駅に立ち寄ることにしました。

信号は新宮方面が青。少ししますとスーパーくろしおが通過。
海はちょうど夕日が沈みかけ。国道よりも少し高台にある駅からはその景色がまた見事。
携帯電話のカメラでは見事に逆光でうまく撮れないのですが(^^;

日もかげり、風も徐々に涼しくなるなかぼけーっとしていたら踏切の音が。
駅の時刻表にも列車の記載はない時間帯。北行きの信号は青ですが、特急もない時間帯のはず。もしや!と思っていたら、

070826.jpg

そのもしやでした。

縁とは不思議なもので。のんびりして一儲け?
でもやはり携帯電話のカメラ。きれいには撮れまへん(^^;