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2007年9月13日

●この国の将来を案じるも案じないも

昨日、某所に書いた文章を転載します。

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この国の将来を案じるも案じないも人それぞれなんだけど。
この国よりも自分の将来の方が心配な人が圧倒的なんだろうけど。
ホントは自分の問題を社会の問題の一部と位置づけるべきなのはわかってるんだけど。

驚きはしたけれども、だから何が変わるって実感がしない。期待もしない。
ただいえるのは、この国の将来に対する不安の度合いは確かに少し上がったということ。

そんなことを考えた昼下がり。

お決まりのように「誰が総理大臣になっても暮らしがよくなるとは思えへんよね」といううちの母親みたいな人、私も含めてたくさんいるんじゃないでしょうか。

それと、「誰が議員になっても暮らしが(以下略)」って感じてる人もたくさんいるんですよね。
それだけ日頃の政治が遠くの世界のことになっちゃってる。

それでいて、やれ消費税だ介護保険だ、税金の無駄遣いだって生活に直結する話題になると急に国民が敏感になる。そんなときに支持率は下がり、内閣が退陣に追い込まれて政局が混乱することも多々あったわけだけど「そんな政治家を選んだのは国民なんでしょ?」っていう意見を突きつけられたときに国民はなんと答えられるか。

と考えると国民も勝手なものです。

県も、市区町村もしかり。
みんなわけわからんのですよ。政治家は庶民のことがわからないし、庶民は政治のことがわからない。

おたがいが高い壁に対峙しているようなものです。

政治家も決して日本を悪くしようとしているわけではないはず。結果がそうじゃないだけかもしれない。
特に障害者問題などは趣旨はわからないでもない。ただ、制度改革が性急すぎて現場がまったく追いついていけない。いや、現場よりも、国と現場の間に入るべき都道府県や市区町村の体制や施策がまず追いついてないから現場が追いつきようがない。そこのケアをしないで次々に改革をしようとするからひずみが大きくなる。そういう事例はたぶんたくさんあるはず。

そうそう、あれだけ土木工事の談合でたたかれた県でさえ、土木部局の持っている資金は、そのほかの部局と桁がまったく違うそうで、いくら官民協働で「適正コストで高いパフォーマンスを」なんて言っても現場はまずその感覚がない。

# 去年、某地域振興局職員研修の講師を2日にわけてやってきましたが、効果あったのか?(笑)

行政に対する住民のクレームまがいの申し立ても後を引かないみたい。おまえらワシらの税金でメシ食ってるんやろ、ってな調子で。

住民も勝手なものです。

結局、みんなが原点に立ち返る必要があるんですよね。

議員は住民の代弁者であることを再確認する。選挙の時の選挙民に対するあのへりくだりようはなんなんだ。
行政マンは本来住民が相互扶助すべき公共サービスを代わりにやっている意識をもって住民視線に。
住民は行政批判ばっかりせずに、自分の課題と地域の課題をともに考える。

それが実現できないうちは、なにも地域は変わりやしない。

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感情の赴くままに書き殴った文章ですが、自戒もこめてこちらにも書いておきます。